モツ焼きと酎ハイが絶品の
祐天寺「ばん」へ行ってきた。
16時オープンのはずなのだが、
15時半すぎに常連さんが、
ふらりと入店。
それを皮切りに、ぞろぞろと女性グループやら
男性ひとり客やらが訪れる。
みなさん顔見知りのようで、
テーブルをはさんでワイワイ盛り上がっている。
非常に楽しげだ。
6時ごろには、もう満席。
サラリーマンやら学生風の男女やら、
客層は千差万別。
遅い時間になればなるほど、
若い人が多くなってくる。

隣り合ったお客さんとパチリ。
みんな良い笑顔で呑んでいる。
何軒も呑み歩いて実感したのだけれど、
客筋がいい酒場は、大将もスタッフも
そして店内の雰囲気もとてもいい。
客筋をみれば、だいたいどういう酒場かわかるものだ。
この日は、大将とお客さんそして酎ハイに
酔いまくり。
『酒とつまみ』の大竹編集長と
とびっきり旨い酎ハイが呑める酒場巡りをしてきた。
待ち合わせは、JR浅草橋駅の西口改札。
ちょい早めに着いたあたしは、読書をしながら待っていた。
そこへ、大竹さん到着。
第一声が「何をにやにやしながら読んでいるんですか?」
あ、しまった。
無防備なところを見られてしまった。
このとき読んでいたのは
安西水丸さんの『大衆食堂へ行こう』。
ほのぼのとしたイラストと、
ピリリとスパイスのきいた安西さんの文章に
おもわずニタニタ。
本を読んでいるとすぐその世界に入り込んでしまうので、
どうやら顔にも出てしまったようだ。
おそらく電車の中でも
周囲の人に気持ち悪がられていたに違いない。
で、最初に向かうは
「西口やきとん」。
大竹さん行きつけの店で、入るやいなや
「お!編集長」と声がかかる。
立ち飲みスペースの奧には、
小上がりを改造したテーブル席もある。
あっという間に満席。
「塩煮込み」「厚揚げ葱間」「白獅子」をいただく。
塩煮込みは、さっぱりとしていながらコクがあり、
いくらでも食べられそう。
厚揚げ葱間は、ショウガ醤油であつあつをさっぱりと。
そして白獅子!
かしらにシシトウをはさんだ串焼きなのだが、
これまた脂がこくなく、まったく胃もたれしないのだ。
う~ん、本当に旨い。
酒はもちろん「レモンハイボール」。
爽やかで軽い呑み口だから、クイクイいっちゃいそうだが、
大竹さん曰く
「これは、後からがっつりきますよ」とのこと。
危険なお酒だ…。
常連さんは、これを「ボール」と呼ぶ。
大竹さんクラスになるとおかわりするときに
「ボールおかっ!」と注文。
ああ、あたしも早くそのクラスに入りたいものだ。
次に向かうは祐天寺の「ばん」。
21時頃に到着したのだが、やっぱり満席。
と、タイミングよくお客が1組席を立った。
ここでもお酒は「サワー(酎ハイ)」を頼む。
レモンが丸々一個と絞り器、博水社の炭酸と
焼酎入りのジョッキがセットで出される。
ここの酎ハイもピリリと辛口で
甘ったるくないのがいい。
何杯でもいけそうだ。
大将も気さくでとっても腰が低い。
しかもユーモアたっぷり。
ここの大将とのふれあいを求めてやってくるお客も
多いんだろうなあ。
酒肴は「レバカツ」「とんび豆腐」「ぬか漬け盛り合わせ」
レバカツの懐かしい味といったら!
ソースがだくだくにかかっていて、小さい頃に
親の目を盗んで食べた駄菓子のソース菓子を
思い出した。
帰りしな、アイスキャンデーを頂く。
大竹さんとふたりで子どものように
アイスキャンデーを舐め舐め帰路についた。
けっして呑みたりなかったわけではない。
荻窪駅でも、いつものラーメン屋への誘惑を断ち切った。
なのに…。
家に帰り着くと、ついついまた一杯。

ホッピー(土屋武士さんオリジナルラベルバージョンです!)
のキンミヤ焼酎割を呑んでしまった。
また愛猫ピーちゃんの悲しそうな目があたしを凝視している。。。
お母さん、いつもいつも歯止めがきかなくてごめんね。
『TOKIO古典酒場 昭和下町和み酒編』で
お世話になった祐天寺の「ばん」さんへ
ご挨拶に。
ここの大将も、非常に気持ちの優しい方で、
とにかくお客さんを大切にされている。
こんなに有名店で、しかも連日満席なのに、
けっして驕らず真摯な対応をしてくださる。
すぐに満席になるから、とこの日も
夕方早々に入店。
17時半まわるころには、やっぱり満席に。
さすがだなあ。
この日は、会社上司の友人も一緒。
ご友人には、特に店名を告げずに
駅改札で待ち合わせをしていたのだが、
「祐天寺で17時待ち合わせといえば、
『ばん』しかないですね。」と。
おお~、すごい鼻が利く方だ。
だてに週4日呑み歩いていらっしゃいませんね。
名物のサワーととんび豆腐、モツ煮込み、
豚足、みょうが天ぷらなどをいただく。
大将から、撮影時にいらっしゃった常連客のみなさんが
いる、との情報をいただき、
皆様方にご挨拶に。
今日もいい感じに酔っ払い。
いいですね、常連客って。
観ているこちらも気分がよくなります。
サワーとモツ焼き三昧を楽しんだ後は、
ご友人のホームグラウンドである
都立大へ移動。
今度は、白木のカウンターが美しい
高級なお寿司やさんへ。
普段大衆酒場しかいかないあたしにとっては、
もう異次元の世界。
おお~、大将の手業も美しく、
本当にきれいな握りが出される。
こちらのお腹の満腹具合を見抜く目もさすが。
ちょうど良い加減で、刺身、握りを饗してくれるのがうれしい。
まさに、ホスピタリティの神髄をみたり、の気分。
「ばん」もしかり、やっぱり店主の気配りが、
常連客を虜にするんだなあ。
これは大衆酒場だろうが高級店だろうが
共通していることだ、としみじみ思う。
芋焼酎のお湯割りをいただきながら
絶品寿司をほうばり、もうお腹いっぱい。
のはずだったが。。。
ふと紹興酒が呑みたくなり、
中華料理屋にはしご酒。
どうして酔っぱらうと、紹興酒が呑みたくなるのやら。
閉店間際の店に入り、
紹興酒のぬる燗をいただく。
ふっ~。
サワー、芋焼酎、紹興酒。
今日も一日、酒場を堪能できました。
『TOKIO古典酒場 昭和下町和み酒編』でお世話になった
キンミヤ社長さんが東京にいらっしゃるということで、
一緒にキンミヤ酒場巡りをしてきた。
キンミヤの社長さんは、とっても話がおもしろく、
取材時にもかなり話に聞き入ってしまった。
今回もきっと、おもしろい逸話聞けるんだろうなあ、と期待。
で、社長さんと落ち合う前に、
渋谷の百軒店をロケハン。
闇市の残り香をかごうとうろうろ。
風俗店&ホテルが建ち並び、
猥雑感はたっぷりだが、
肝心の酒場街が見あたらない。
ふと目に飛び込んだ酒場に入店。
ビールを呑み呑み、大将に話をきくと、
「最近はさ、ホテルに行くにも色気がねえんだよね。
昔は、嫌よ嫌よ、といっている女の子を酒場で口説いて
ホテルに行く、なんて感じだったのが、
最近は、コンビニ弁当ぶらさげて、すぐにホテルに入っちゃう。
こっちは商売あがったりだよ」
と、色っぽい話が出てきた。
なるほどなあ、酒場って、そういうことに使用されたりしたのか。
あたしは単純にグテングテンに酔っぱらうためだけに
酒場に行くから、
そういう男心が渦巻く場もあるってこと、気づかなかった。
あ、最近はそういう色気が無くなっているって、大将が嘆いたんだっけ。
妙なことに感心しつつ、
いざ、キンミヤの社長さんとの待ち合わせ場所へ。
キンミヤの東京支店長さんから
この日の酒場行脚コースの候補店リストを
事前にいただいていた。
あまりにすごい軒数だったので、
あ~、死んじゃうかも。。。
と、前日は珍しく禁酒し、
この日のために身体の準備をしておいた。
で、一軒目は、
祐天寺にある「忠弥」へ。
モツ焼きの名店で、14時オープンというかなりそそられる酒場。
「先に入って席確保してますね」
なんてキンミヤ東京支店長さんに伝え、
16時に入店したのだが、すでに満席。
売れ切れメニューも続出。
いやいやすごい酒場です。
混雑している店内を
女将さんと息子さんらしき方がてきぱきと仕切っている。
非常に気持ちがいい。
慣れないあたしにも注文の仕方などを丁寧に教えてくれる。
まずは、特製カクテルを注文。
キンミヤ焼酎をジンジャーっぽいもので割ってある感じがするのだが、
レシピは秘伝。
甘辛い味が、夏にぴったり。
塩煮込み、しびれ、レバー、つくねを注文。
どれも絶品。
塩煮込みは大人気で、なんとキンミヤ社長さんと支店長さんが
合流した頃には売り切れ。
おふたりは、塩煮込みの残りスープをいただいていらっしゃった。
すみません、キンミヤさんをさしおいて、あたしが食べちゃいました。。。
次に向かうは恵比寿にある「プレハブ酒場」。
その名の通り、プレハブでできた一軒家の酒場。
若いスタッフ達がお店を切り盛り。
ここではホッピー&キンミヤを呑む。
アテは、富士宮やきそば。
三軒目は東五反田にある「日南」。

ちょっとした路地裏にあり、かなり風情がいい。
外観からしてぐっとくる酒場だ。
2階の窓から見える
お向かいの建物の風情も、絵になる。
ここではキンミヤ&ジンジャーエールをいただく。
これも甘辛くて旨い。
酒肴は牛テール。

お肉の出汁がよく出ているスープがこれまた旨い。
次々とおいしい酒肴とおいしいキンミヤを堪能。
まさしくめくるめく一夜。
それに加えて、社長さんと支店長さんの
ぼけとつっこみの会話が面白すぎて。
漫才をみているかのよう。
おふたりの関係がとっても素敵なんです。
腹の底から笑わせて頂きました。
ほろ酔いどころかふらふらの状態で、
次に向かうは
銀座の「ささもと」。
キンミヤのワイン割りが呑める店、ということで、
この日一番注目していた店。
どんだけ濃い酒なんだ!と興味津々だった。
なんですが。。。
まさか、最後にこのお店をもってくるとは。
キンミヤさん恐るべし!
もうかなりふらふらでやばいなあ、なんて状態で、
いざ入店。
銀座のど真ん中とは思えない、
渋い佇まい。
雰囲気、あたし好み。
で、さっそくキンミヤ&ワイン割を注文。

使用しているワインは、十勝ワインの赤。
おお~、ほんのりキンミヤの甘さが舌に残る、
ふしぎな味わい。
ついついがぶ呑みしちゃいそう。。。
だけれど、残念ながらこの日は一杯で沈没。
ああ、あたしとしたことが。
すみません、キンミヤさん。
あたしがふがいなくて。
社長さんと支店長さんは、まったく変わらず
いい感じに呑まれている。
さすがだなあ。
やっぱり蔵元さんはすごいです。
恐るべしです。
次こそは、一週間くらい禁酒して、
肝臓きれいにしておきます~。。。



沿線酒場ぶらり酒
縦横無尽に走る横丁。そこに連なる赤提灯の数々。
下町の雄・京成線、山の手庶民の足・世田谷線。
東京有数の個性派路線に乗って、
大衆酒場へぶらり酒。
主な紹介店・・・【京成線】立石・串揚げ100円ショップ、四ツ木・ゑびす、堀切菖蒲園・小島屋など、【世田谷線】三軒茶屋・味とめ、山下・住吉、松陰神社前・バッカスなど
「私は、ここで極意を学んだ。」ホッピー二代目社長、聖地に帰る。
小田原にある伝説の酒場「柳屋」。この店は、極旨のホッピーが呑めるというので、連日の行列。 その噂を聞きつけ、若かりし頃、呑みにいったホッピー二代目社長が、数十年ぶりに、同店を往訪。 当時と変わらぬ味を堪能しつつ、若かりし頃の想いを語ってもらいました。
北九州角打ち呑んだくれ紀行
角打ちのメッカ、北九州へ初上陸。 北九州角打ち文化研究会の須藤会長に、150軒もあると言われるお店の中から「折尾」「戸畑」「小倉」の三地域に絞って、お薦めのお店を案内してもらいました。 紹介店・・・折尾・高橋酒店、折尾・宮原酒店、戸畑・田中酒店、戸畑・はらぐち酒店、小倉・赤壁酒店
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酒の道を極め、常人では足元にも及ばない域まで到達したお三方、太田和彦さん、葉石かおりさん、勝谷誠彦さんが、我らが愛すべき横丁酒場の魅力について、おおいに語り合ってくださいました。
闇市横丁酒場はしご酒
縦横無尽に走る横丁。そこに連なる赤提灯の数々。
知らず知らずにその迷宮に入り込んでしまう、酔っぱらいたち。
闇市の香りがする猥雑な空間がいまだ健在の横丁に密着。
再開発でいまや風前の灯火のディープな横丁酒場をはしご酒。
主な紹介横丁・・・新宿・思い出横丁、大井町・東小路、赤羽・OK横丁、品川・港南口、吉祥寺・ハモニカ横丁、新橋・烏森神社などを
音曲酒場
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生で聞く職人技の迫力を誌面を通してお伝えしています。主な紹介店・・・神田・小歌糸、向島・民謡栄翠、神楽坂・もん。
消えゆく昭和の風景再開発の波にのまれ、徐々に失われつつある街の風景を記録し続けているカメラマン・遠藤純氏によるパノラマ写真エッセイ。特別収録として、青森の懐かしい横丁風景も登場しています。紹介エリア:新宿、日暮里、品川、青森
昭和下町和み酒呑み歩き
焼酎ハイボール、ホッピー、デンキブラン、ホイス。
下町で愛され続けてきたお酒を呑める酒場を呑み歩き。
主な紹介店:祐天寺・ばん、浅草橋・西口やきとん、東十条・埼玉屋など。
大竹聡のハイボール
「酒とつまみ」編集長の大竹さんが、昭和30年代に一世風靡したトリスバーをはじめ、ウイスキーハイボールにこだわって出し続けているバーを訪れ呑み廻る。
主な紹介店:中野・ブリック中野、新宿・みのる、銀座・ロックフィッシュなど。
消えゆく昭和の風景
再開発の波にのまれ、徐々に失われつつある街の風景を記録し続けているカメラマン・遠藤純氏によるパノラマ写真エッセイの第二弾。
横浜・横須賀・中野・町屋エリアが登場。
└ 『古典酒場』編集部 (05/29)